目論見書を読んでみよう ~お金の預け方と投資に関する知識~

投資信託とはなんなのか、またどういう特徴を持っているのかについて、だいぶ理解できてきたのではないでしょうか。

そこでいよいよ、実際に投資信託を選んでみたいと思います。

資産の運用を信じ、託す、のが特徴と言えども、投資の責任そのものは、その投資信託を選んだ個人に属します。
責任が個人に属するため、投資信託を販売する証券会社などは、販売に際して投資の内容を説明する目論見書や決算を終えたファンドの運用実績などを説明した運用報告書の交付をしています。(この情報開示はディスクロージャーとも呼ばれ、販売をする側の義務となっています。)

ということで、

投資信託に投資する場合には、目論見書にしっかりと目を通しましょう。





ここで終わってしまっている、ホームページやテキスト、雑誌が多いのは事実です。

そのため「目論見書」っていう物が存在することは知っているけれど、結局それって何?と疑問を持っている方も少なくないでしょう。

そんなわけで、この目論見書についてもっと具体的に観察してみたいと思います。


【目論見書とは?】

目論見書とは、投資信託の各商品ごとに作られている説明書のことです。
ここには、運用に関する細かい取り決めや、手数料に関する説明、運用機関に関する事項が説明されています。
つまりは、投資信託の取り扱い説明書のようなものです。


一見するとページ数も多く、読む気が起きないもののように見えますが、すこしだけ目を通してみてください。思ったよりも読み易い書き方になっています。
もっと昔の目論見書は、本当に読む気がしない代物だったようですが、現在のそれは格段に読みやすくなっております。
実際に中を開いてみると、巻頭には要約が記載され、図表やイラスト、Q&Aを交えて分りやすく説明されています。

この部分だけでも読んでおけば、その商品について最低限必要なことはだいたい理解できます。では、その目論見書を実際に見てみましょう。
ここでは、日本一有名な投資信託商品のひとつを取り上げます。


投資信託の目論見書の読み方?暮らしとお金の設計図が易しく解説!
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←ご存知、グローバル・ソブリン・オープンの目論見書です。
日本で一番、購入されている投資信託です。

世界主要先進国のソブリン債(政府や政府機関が発行する債券のことで、国債がその代表的なもの)に分散投資をする投資信託で、毎月毎月分配金が出ることから、人気です。

過去、比較的金利が良かった時代は、毎月の金利を生活費の一部にできた時代がありました。しかし昨今の低金利に嫌気がさした人々が、毎月の配当を狙って購入をしたという経緯があります。その人気は日本国内ナンバーワンです。

みんなが買っているから一番良い!ということではありませんが、一番有名な投資信託ということで、ここではこの商品を取り上げたいと思います。


興味のある方は、国際投信投資顧問のサイトからPDFファイルをダウンロードしてください。
ここをクリックするとダウンロードできます。


では、早速この目論見書を開いてみましょう。
7ページ/8ページ目がファンドの概要になっております。
全部で141ページもある目論見書の総まとめ的なページですので、
ここを理解できれば、この商品のことは大体分かりますし、
他の投資信託と比較するときもこのページの内容を理解すれば最低限の判断はできます。


では7ページと8ページを見てみましょう。

  ■ファンドの名称

  ■商品分類

が書いてあり、その下に

  ■基本方針

が記載されています。ここは大切なので、じっくり読んでみることとします。

「世界主要先進国の国債、政府機関債等(原則としてA格以上のもの)に分散投資…」

「投資対象国毎に再検討し収益率予測(金利予測)と為替収益率予測を行い、
 双方から得られる国別の予想収益率をベースに最適な 組み合わせを算出し…」

「円投資家の立場から最適な国別の資産配分(カントリーアロケーション)
 を行うことにより、リスクの管理と…」

細かい内容までは分からないかもしれませんが、
「何に」「どのように」投資するかは分かりますよね。

この投資信託では、「破綻などの可能性が低い、先進国の安全な債権を選んで、
分散投資する」という基本方針
を読み取ることができますね。
ひたすらの成長を期待して、株式に投資するタイプのものではなさそうです。

そして、

 ■主要投資対象

では、先ほどの運用の基本方針で述べられていた内容が、もう少し詳しく書いてあります。

 ■主な投資制限

リスクを限定する場合などはここに記述が入りますが、
この商品ではそのような制限はないようです。

 ■価格変動リスク

多くの方がご存知と思いますが、投資信託は元本保証がされていません。
そのことが書いてあります。

 ■当初設定日

読み飛ばしても良いでしょう。

 ■信託期限

追加型ですので、無期限です。

 ■決算日

費用や損益を計算して投資家に報告する日です。運用状況により分配金が支払われます。

 ■お申し込み期間

飛ばします

 ■お申し込み単位

購入できる最低金額です。ここでは1万円から購入できます。

 ■お申し込み価額

投資信託の価額は毎日変化しています。
購入をする場合は、いつの価額で購入するのかが書いてあります。

 ■お申込手数料

 ■信託報酬

 ■監査費用

手数料について記載されています。


 ■収益分配

決算日に分配される分配の方法です。
現時点で結果は分からないので、○%とは書いてありません。

 ■換金単位

購入時に1万円以上という最低単位があるように、換金(売却)時にも最低単位があります。

 ■換金価額

 ■信託財産留保額

換金時にかかる費用についての説明です。

 ■換金代金のお支払い

換金後、その代金の支払い方法についての説明です。