| 事件から生きることの意味を考える ~FPが意見を主張 I am I~ |
【紹介させていただきたい記事】 本日は、今年最後の配信ということで、いつもとは違った構成でお 送りしたいと思います。 私は常々「生きることの意味」を考えております。生きるうえでは、 「自分の目標を達成すること・自分の幸せを実現すること」が最も 大切なはずなのに、社会においてその考え方は、どうやら簡単に受 け入れられるものではないようです。 今回紹介させていただきたいのは、日本一の企業である「トヨタ自 動車で起きた労災に関する記事です。「生きる意味」を考える上で、 どうしてもこのメルマガで紹介をさせていただきたいと思いました。 **以下、引用** トヨタ自動車に勤務していた内野健一さん(当時30歳)は、倒れる直 前の残業が月144時間にも達し、会社のいう“自主労働”-賃金のつ かない業務-で疲労を蓄積させ、2002年2月8日、人生最後の日を迎 えた。「持病も、病院通いもない。これで過労死じゃないなら、夫 はなぜ死んでしまったのか?」と妻の博子さん(36歳)。労災申請を 却下した労基署に対し、博子さんは「労災を認定して欲しい」と裁 判所宛の署名を求めるが、トヨタ社員族たちは逃げ、会社側の組合 も非協力的だ。 (My News Japanの記事を掲載させていただきました) **ここまで** 「トヨタでの最後の24時間」について、妻の博子さんに聞いた内容 が掲載をされています。是非、読んでみてください。 http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=535&e=2#estimate トヨタ自動車といえば、世界でも1・2を争う優良企業です。日々、 生真面目に「改善」「合理化」というキーワードを素に、すばらし い商品を生み出してきましたし、そのことはとてもよく知られてい ます。トヨタ自動車の成長により、多くの人が幸せになることがで きたことも事実でしょう。 しかしながら、そんな美談だけで終わらせることができるのでしょ うか?その成長の裏側には、かなりの犠牲があるはずです。しかし ながら、そのような犠牲が語られることはあまりありません。とい うより、無視され続けてきていると言ってよいでしょう。 「乾いた雑巾を絞る」と形容される、トヨタ自動車の徹底した企業 努力。私も以前、トヨタ自動車関連のビジネスに携わっていたこと があるので、その徹底振りについては身をもって知っています。 このメルマガで、その徹底振りを詳しくはお話するのは不適切です ので、お話はしませんが、「トヨタの美談」に関するテレビの特集 や人の話を聞くと正直、吐き気がします。 それは、強い者にぶら下がり生き残ろうとする下請け企業は、弱い 者いじめに耐えなくてはなりませんし、その弱いものいじめに耐え るためには、さらなる下請け企業を弱いものいじめしなくてはなら ない図式が確立されているからです。 そんな、その負の系譜に従えない者は、容赦なく見捨てる。紹介さ せていただいた記事の中にある、「通夜当日の退職金に関する話題」 や、「会社から目をつけられるのが怖くて、犠牲となった人とのか かわりを絶とうとする同僚」の姿から、そんな現実が垣間見えるよ うな気がします。 成長や、成功、成果というのは、一種のパワーです。そのパワーが 大きければ大きいほど、そしてそこに到達するまでのスピードが早 ければ早いほど、その反動は形になって現れます。あなたは、その 反動や、犠牲について考えたことがありますか? 日本という国は、戦後のわずかな期間で、世界に類を見ない成長を してきました。そのパワーの大きさは、凄まじいものです。その凄 まじさ故の反動や犠牲を感じたことはありませんか? 親が実の子を殺し、子が実の親を殺す、希望に満ち溢れているはず の未成年が自らの命を絶つ…仕事や人間関係、経済的不安が原因で 自殺を選んだ大人を見習うかのように。 今、我々の元に毎日のように届けられる悲しいニュースは、社会や 企業が成長する過程のしわ寄せだと考えることはできないでしょう か。 メルマガ読者のみなさんにも、少しだけ「生きることの意味」につ いて考えていただければと思います。 |
