保険金額はいくらが適正? ~生命保険に関する知識~

生命保険に新たに加入する際にも、途中で生命保険の見直しをする際にも、必須の知識として、「必要補償額」という考え方があります。
生命保険を選んだり、適不適を判断する際に必要となる考え方のひとつです。

必要補償額とは、一家の生活を支える者に万一のことがあった場合、残された遺族が生活を維持する為に必要な金額のことです。

もし、あなたがこの必要補償額と同等以上の金額を預貯金で用意できているならば、生命保険に加入する必要は無いといえます。
*相続にかかる費用を考慮しない場合

しかし、このように充分な資金を既に自分で用意できている方は稀です。
そのため、多くの家庭が生命保険に加入して、万が一の場合に残された遺族の為の補償を準備しているのです。


では、自分の場合は一体どのくらいの金額を用意すればよいのでしょうか?
ここでは、その必要補償額の基本的な考え方を記載していきます。



【必要補償額の基本的な考え方】


1.遺族がこれまでと同等の生活をしていけるだけの必要額総額を見積もる

2.遺族年金、死亡退職金、または預貯金などの補填見込額を見積もる

3.1の金額から、2の金額をマイナスした金額が必要補償額となる



【必要補償額の算出方法】


1.必要額総額を見積もる

   1.末子独立までの生活費

     一番小さなお子様が独立するまで(社会人になるまで)
     の生活費です

     その基準は→ 現在の生活費×70%

     例:現在の年間の生活費を1,000万円とすると、
     その70%は700万円です
     一番下のお子さんが3歳で、22歳に独立と仮定すると、
     19年間ですので、700万円×19年=1億3,300万円


   2.末子独立後の生活費

     一番下のお子様独立後、配偶者が平均寿命まで生きた
     場合の生活費です。

     その基準は→ 現在の生活費×50%

     例:上の例で考えると、一番下のお子さんが独立した
     後は、年間の生活費を500万円と仮定します。
     (1,000万円×50%)
     独立後、配偶者が平均寿命まで40年間生きるとすると、
     500万円×40年=2億円


   3.別途必要資金

     上記の1.2.は純粋な生活費しか含まれて
     いませんので、子供の教育資金や結婚資金、
     住居費用、葬儀費用、相続費用、などを算出します

     各種データを参考に見積もります

     参考:(財)生命保険文化センターのデータ
          ↓
      http://www.jili.or.jp/lifeplan/index.html


2.補填見込額を見積もる

   1.遺族年金などの社会保険

     遺族年金・老齢基礎年金・老齢厚生年金など


   2.死亡退職金・慶弔金


   3.自己資金(預貯金・有価証券・売却可能資産)


   4.生命保険(世帯主の加入分)

     万一の時には、資産になりますので、
     当然収入見込金額に加えます


   5.世帯主死亡後の収入見込み額

     残された遺族自身が働く場合の収入見込です


3.必要額総額から、補填見込額をマイナスした金額が、必要補償額になります

   算出された金額が、今現在一家の生計を立てている者が
   死亡した場合に、残された遺族が現状と同等の生活を
   していく為に必要な金額です。

   お子様にとっては、学校を卒業して独立するまでに
   必要な金額ですし、配偶者にとっては平均寿命まで
   生きる為に必要な金額です。

   このような考え方で、保険金額を算出することになります。

   補足1:必要補償額がマイナスになっている場合
    …万一の場合の備えが十分であるか、保険金額が多すぎる
     可能性があります

    補足2:配偶者が働いている場合や、万一の時に働くとする場合
    …収入見込金額を補填見込額に加算することを
     忘れないようにしてください




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生命保険の保険金額の最適額?暮らしとお金の設計図が易しく解説!
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