| 本当に買っちゃっていいの?マイホーム ~住宅購入と住宅ローンに関する知識~ |
「マイホームは、人生最大の買い物」
よく言われている、ありきたりのフレーズです…
確かに一般的には、家より高い買い物ってなかなか無いですよね。
それだけに、購入時には、慎重すぎるくらい慎重になるべきです。
しかし、人生最大の買い物なのに、衝動買いに近いくらいの勢いで買ってしまう人もいるのです!
住宅購入前の段階にいる、全ての人は、考えてください。
本当に必要ですか?マイホーム…
我々、日本人に脈々と受け継がれている考えの一つに、「マイホームを持ってこそ一人前」という考えがあります。
特に、団塊の世代を中心に多い考え方です。
私の両親も例外ではなく、「学校を出たら、就職をして、自分の家を持つべきだ」という考え方を持っていたと思いますし、口には出さずとも、その考えを私に伝えていたような気がします。
ところで、私の友達の一人にこんな人がいました。
独身時代は、
「マイホームなんて考えていないよ」
「そんな貯金もないし」
と言っていたにも関わらず、結婚して数ヶ月後には住宅を購入してしまったのです。
話を聞いてみると、彼のご両親が住宅購入資金の援助を提案し、彼もその気になって購入に踏み切ったとのことでした。
彼は
「ローンの為に、定年まで働き続けなくちゃ!」
と笑いながら言っていました。
もし、彼に一生、転勤も無く、老後もその地に住み続けることが可能ならば、
それも良いでしょう。
その土地にしっかりと根を下ろし、暮らしていく…すこしうらやましいくらいです。
しかしびっくりするのは、彼の勤務先は転勤があたりまえの某商社であるということ!
転勤は、国内のみならず、海外も当たり前にあるようです。
彼は住宅購入後、このような転勤の際は、一体どうするのでしょうか?
(余計なお世話かも知れませんが…)
もちろん、転勤中は他人に賃貸、または売却ということも可能です。
しかし、
「今後、数十年にわたり、家計に多大な影響を与える買い物だというのに、 簡単に決定しすぎ!」
という感想を持つのは私だけでしょうか?
もちろん、悩んだ結果だと思いますし、
彼なりに考えて出した答えなので、私は反対しません。
(そもそも、反対するような権利もありませんが…)
しかし、「暮らしの設計図に基づいた買い物だったのだろうか?」と、思わずにいられなかったのを覚えています。
私のような考え方を持つ人が増えてきているのでしょうか、近年では、「持ち家よりも、賃貸住宅を選ぶ人が増えてきている」というデータもあります。
言うまでもありませんが、「一生同じ環境で働く」ということが難しくなってきていますよね。
転勤、転職、など、ライフスタイルの変化に合わせて、住む場所や環境を容易に変えられる賃貸住宅という方法が選択肢のひとつに加わった証拠でしょう。
老後まで、その場所で暮らす予定ですか?
また、暮らすことは可能ですか?
転勤などによる引越しの可能性はありませんか?
定年後、移住する予定はありませんか?
そもそも、住宅購入はあなたの(家族の)目標ですか?
「マイホームを持つことが一生の夢だ!」
「マイホームの為に働きたい!」
このように、あなたの暮らしの設計図の中核に「マイホームの購入」があるのであれば、購入に踏み切りましょう。
しかし、暮らしの設計図の中核が別に有り、マイホームを購入することが、設計図実現の障害になってしまうのであれば、もう一度、購入について良く考えるべきです。
世間の常識的な考えに流されてしまい、踏み切るにはあまりにも大きな買い物です。
もういちど考えてみてください。
本当に必要ですか、マイホーム?
*この記事は、メールマガジン「暮らしとお金の設計図 第5号」の記事を一部訂正して掲載いたしました

