住宅を購入する場合には、住宅ローンなどの融資を受けて購入することが一般的だと思います。
自己資金で一括購入できれば、金利を支払う必要も無く、望ましいのですが、そのような人はなかなかいないのが現状です。
そんな中、ここでは
住宅資金の作り方という観点でお話をしたいと思います。
昔から住宅融資を目的とした積立の中で王道と呼ばれてきたのが、以下の3つの商品です。
・住宅金融公庫が行っている「つみたてくん」
・郵便局が行っている「住宅積立貯金」
・財形制度に基づいた「財形住宅貯蓄」
誰でも一度や二度は、聞いたことがあるものばかりではないでしょうか。
しかしながら、「つみたてくん」と「住宅積立貯金」の2つについては平成17年から新規の募集を打ち切っています。
ですのでここでは、「財形住宅貯蓄」について詳しく説明していきます。
<財形住宅貯蓄>
この制度は、会社員の方の「貯蓄の奨励」と「持家の促進」を目的に設立された制度で、
勤務先の会社がこの制度を導入している場合のみ、利用ができます。
ですので、勤務先の会社がこの制度を導入をしていない場合や、自営業者の方は、この制度を利用することはできません。
実際に利用する場合、毎月の給与から一定の金額が天引きされ、住宅購入資金を積み立てることとなります。
通常、銀行などの金融機関で積み立てをすると、積み立てから生じた利子に対して20%の税金が差し引かれますが、この財形住宅貯蓄で生じた利子については、
非課税となります。
つまり、利子を100%受け取る事ができます。
また、この財形住宅貯蓄を利用することで、融資を受けることができます。
・積立を1年以上続けること
・積立の残高が50万円以上あること
この2つが融資の条件となっていますので、この制度の利用を考えておられる方は、早めの積立が必要ということが分りますね。
そして、この条件を満たした場合、
貯蓄残高の10倍以内の融資を受けることができます。
仮に100万円の積立残高があったとすると、最高で1,000万円の融資が受けられるということになります。
ただし
・必要資金の80%以内
・最高金額は4000万円
という制限もありますので、覚えておきましょう。
この制度を利用したい会社員の方は、
勤務先の総務部などに問い合わせてみましょう。
この財形住宅貯蓄制度は、融資の優遇を目的とした色合いが強いですが、
頭金を貯めることが、その条件となっている為、住宅の購入を考える人にとっては最適な制度といえるでしょう。
<その他の貯蓄向け商品>
この財形住宅貯蓄以外にも、民間金融機関などには貯蓄型の商品は数多くあります。
先程お話した、財形住宅貯蓄を勤務先の会社が導入していない場合や、自営業を行っている方は、以下のような金融商品を利用することになります。
・銀行または信金の積立式定期預金
・銀行の自動積立定期預金
・信託銀行の金銭信託
・郵便局の積立貯金
などです。
非課税制度はありませんが、住宅の頭金を貯蓄する点と、積立残高が融資額を左右する点においては、財形住宅貯蓄と同じです。